NC旋盤加工の外注を検討中の方へ|加工条件・対応材質を徹底解説

2026.04.28

NC旋盤加工の外注を検討中の方へ|加工条件・対応材質を徹底解説

はじめに:「どこに頼めばいいかわからない」を解決するために

金属部品の調達や加工外注を担当していると、こんな疑問が生まれることはないでしょうか。

「この材質、NC旋盤で対応してもらえるのか?」「ワークサイズが少し特殊なのだが、加工範囲に入るのか?」「試作品の1個から量産の数万個まで、同じ会社に頼めるのか?」

加工を外注する際に最初に確認すべきは、「対応できる加工条件と材質」です。この情報が明確でないと、問い合わせのたびに一から確認が必要になり、時間とコストが無駄になってしまいます。

株式会社ヨシダセイコー(石川県河北郡津幡町)は、創業1952年・70年以上にわたって機械加工一筋で歩んできた切削加工の専門メーカーです。本コラムでは、当社が対応できる加工条件・材質の詳細を、外注を検討している担当者の目線でわかりやすく整理してお伝えします。

図面、製品、問い合わせ、購買担当などのイメージ写真 ヨシダセイコー


1. NC旋盤加工の加工条件:ワークサイズの範囲

NC旋盤加工を外注する際に、最初に確認すべき項目のひとつが「ワークサイズ(加工可能な寸法の範囲)」です。メーカーによって保有する機械が異なるため、対応できるサイズはさまざまです。

機械加工の技術力のページもご覧ください。

バー材からの加工

棒状の素材(バー材)からNC旋盤で削り出す場合、当社では以下のサイズに対応しています。

  • 外径:φ3 〜 φ65
  • 全長:1,800mm以下

小径の精密部品から、ある程度長さのある軸部品まで幅広く対応可能です。スイス型自動盤(ツガミ社 B0206・SS207・SS327シリーズなど)も保有しており、φ20・φ32といった細径の精密部品を高精度・高効率で加工できる体制を整えています。

切断材からの加工

素材を切断した状態(チャック材)から加工する場合は、より大きなワークに対応できます。

  • 外径:φ3 〜 φ300
  • 全長:2,000mm以下

大径・長尺の部品加工をご検討の際も、まずご相談ください。なお、材質や形状によって対応可能な範囲が変わる場合がありますので、個別のお問い合わせにて詳細を確認させていただきます。

マシニング(フライス)加工のサイズ範囲

旋盤加工に加え、当社ではマシニングセンタによるフライス(ミーリング)加工にも対応しています。

  • 立型マシニングセンタ: 1,000mm × 500mm以下
  • 横型マシニングセンタ・5面加工機: 400角以下

複合的な形状の部品や、旋削と切削を組み合わせた加工を必要とするワークについても、一貫して対応できるのが強みです。

 

製品情報 加工領域 製品事例 会社パンフレット ヨシダセイコー


2. 対応ロット数:試作1個から量産まで

外注先を選ぶ際、「試作の1個だけ頼める?」「逆に量産で数万個でも対応できる?」という不安を持つ担当者も多いはずです。

当社では、試作・小ロット品(1個〜)から数万個規模の量産品まで、幅広い数量に対応しています。NC旋盤約60台、マシニングセンタ約10台という充実した設備体制のもと、効率的なスケジューリングによって多様なロット数のご要望に応えています。

「まずは試作品で品質を確認してから量産に移行したい」というニーズにもスムーズに対応できますので、開発初期段階からご相談いただける体制です。

 

(関連コラム)

金属部品加工を外注依頼|試作・小ロット・量産まで対応する加工会社


3. 対応材質の詳細:6種類の材料グループに対応

NC旋盤やマシニング加工において、「どの材質まで対応しているか」は外注先選びの大きなポイントです。当社ではアルミ・ステンレス・鉄をはじめ、銅合金・樹脂・耐熱鋼まで幅広い材質に対応しています。

機械加工の技術力のページもご覧ください。

鉄系材料

SS400、S45C、S50C、SCM(クロムモリブデン鋼)、SKD11(ダイス鋼) など

最も一般的な構造用鋼や、機械構造用炭素鋼、合金工具鋼まで対応しています。強度・耐摩耗性が求められる機械部品・治工具・金型部品などに多く使用される材質です。SCMはねじりや曲げに強く、自動車部品・産業機械部品に広く採用されています。

ステンレス系材料

SUS303、SUS304、SUS430 など

耐食性・耐熱性が求められる部品に多用されるステンレス鋼は、切削性が低く加工が難しい材質のひとつです。当社では豊富な加工実績により、適切な切削条件・工具選定のノウハウを蓄積しており、高精度・高品位な仕上がりでご提供できます。食品機械・医療機器・化学プラント関連部品などの用途にも対応しています。

アルミ系材料

A1100(純アルミ)、A2017(ジュラルミン)、A5052、A7075(超超ジュラルミン) など

軽量性と加工性のバランスが良く、航空・宇宙・自動車・電子機器など幅広い分野で採用されるアルミ材料は当社の得意材質のひとつです。A7075のような高強度アルミ合金の精密加工にも対応しており、軽量化ニーズに応える部品製作が可能です。

銅合金系材料

C1020(無酸素銅)、C1100(タフピッチ銅)、C3604(快削黄銅) など

電気伝導性・熱伝導性が高く、電気・電子部品・端子・コネクタなどに多用される銅合金にも対応しています。C3604(快削黄銅)は被削性に優れ、精密な形状でも高い寸法精度で仕上げることが可能です。

樹脂系材料

POM(ポリアセタール)、MCナイロン、PVC(ポリ塩化ビニル) など

金属加工のイメージが強い旋盤加工ですが、当社では樹脂材料の切削加工にも対応しています。POMは機械的強度・寸法安定性に優れ、歯車・カム・軸受けなど機構部品に多く使用されます。MCナイロンは耐摩耗性・自己潤滑性が高く、搬送ライン・食品機械向け部品などにも採用実績があります。

耐熱鋼系材料

SUH(耐熱鋼) など

高温環境下で使用される耐熱鋼の加工にも対応しています。切削抵抗が大きく難削材とされる耐熱鋼ですが、適切な工具・切削条件の設定と熟練技術者による品質管理によって、精度の高い部品をご提供します。

 

(関連コラム)

旋盤加工・フライス盤加工の基礎と応用 ─ 精密機械部品製造の現場から


4. 高精度を担保する品質管理体制

対応材質・加工条件が広いだけでなく、品質の信頼性も外注先を選ぶ上で欠かせない要素です。当社はISO9001(品質マネジメントシステム)およびISO14001(環境マネジメントシステム)を取得しており、国際規格に基づく品質管理体制を整えています。

測定設備においても、キーエンスの3D測定マイクロスコープ(VR-3100)・ハンディプローブ3次元測定機・イメージメジャーをはじめ、真円度測定機・表面粗さ輪郭形状測定機など多彩な検査機器を揃え、各工程での受入検査・工程内検査・出荷前検査を徹底しています。

 

(関連サイト)

ISO認証の詳細は 日本品質保証機構公式サイト をご覧ください。


5. 材質・加工条件でお困りの際はヨシダセイコーへ

「この形状・この材質の加工ができるかどうか確認したい」「図面を見てもらってから見積もりをお願いしたい」というケースも、当社では歓迎しています。

石川県・津幡工場での製造対応はもちろん、大阪営業所との連携により関西エリアをはじめとする全国のお客様へも迅速にご対応します。アッセンブリー品・板金部品・表面処理・熱処理まで、協力メーカーとのネットワークを活用したワンストップ対応も可能です。

NC旋盤加工の外注先をお探しの方、難材質・複雑形状の部品加工でお困りの方は、ぜひ一度ご相談ください。

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株式会社ヨシダセイコー
〒929-0447 石川県河北郡津幡町字旭山8(津幡工場)
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